プロローグ 共同編集者 真喜志 好一 3
第1章 環境影響評価書の未明の持ち込み 11
オスプレイ配備拒否を軸に、県民一致の新基地建設阻止へ 12
政府は相変わらず「辺野古推進」だが、海外同胞と連帯で自立 14
アセス評価書の年内提出断念まで、防衛相問責辞任では終わらない 19
施政権返還40年を迎え、沖縄の民衆運動が将来をつくる 24
3・5違法アセスやり直せ訴訟(高見沢証人尋問) 29
復帰40年の平和月間前に、緊迫する沖縄 30
沖縄復帰40周年の混沌、自衛隊と米軍の共同管理基地化? 35
新しい段階に入った沖縄、オスプレイ配備強行に闘いつづける 40
米兵の性犯罪が絶えないのは、抑止力強化の副産物だ 44
第2章 埋立承認願書提出 49
資料 沖縄県市長会会長の翁長雄志那覇市長の発言全文 50
沖縄に春の嵐が強まるが、ならぬことはならぬものなのです 52
分断画策は進むが、世論の結束いよいよ強く 55
平和の祈りと鎮魂の場を荒らすな 57
沖縄の自己決定権は侵せない。歴史に学び世界に主張を! 62
辺野古埋め立て、教科書の公約破れと強いる「自由民主」党 65
第3章 仲井眞知事、辺野古埋め立て承認 71
沖縄を、日本を変える拠点にしようというのか 72
名護市長選圧勝、民意無視許さず 77
政府・自民党の恐ろしい執念に、名護市を孤立させるな 80
歴史逆行の「本土」に抗して、新たな超党派体制構築へ 83
安倍政権暴走を許さない「NO」の闘いを原点から 85
「弱者の論理」を世界に繋ぐ、島ぐるみで自己決定確立へ 88
とう なまやさ(今でしょ)! 政府圧力に住民の異議申し立て 90
戦後史最大の転換点に立つ、42年目の日本復帰記念日 92
「辺野古NO」の意思を結集 95
違いを超え辺野古強行に反撃! 幅広い結集進む知事選 102
誇りある未来を実現するのは誰か? 歴史的審判が下る日迫る 104
第4章 翁長知事誕生 107
沖縄知事選「世紀の勝利」! 希望と新たな闘いの出発点 108
「オール沖縄」が全戦全勝! 巨大与党・政府と向き合う 112
ユクサー(ウソつき)よりハルサー(農民)、沖縄の歴史を書きかえる 117
根比べと忍耐勝負の剣が峰だが、民意を貫く第一歩 119
高校2年生「撤去されるべきは基地」 122
矛盾摘発に利する、政府の差別言動に怒り 124
圧巻だった翁長知事と安倍・菅会談、民意は「基地NO」だ 127
真っ青に染めた3万5000人の怒り 131
「言葉の闘い」佳境に、知事ら訪米して訴え 133
「普天間騒音訴訟」も勝利! 135
安倍政権の「メディア管理」を突き破る記者たちの連携 138
「言論の自由」 押しつぶす安倍政権の専横 140
第三者委員会報告を受け、承認取り消しへ 143
戦争で簡単に窒息する、沖縄のもつリアルな危機感 146
8年前に帰郷し、いま辺野古に通う日々 148
「民主主義ってこれだ」 そう思えた国会前でのスピーチ 151
第5章 翁長知事が埋め立て承認を取り消し 155
不当逮捕にも屈しない! 基地阻止の闘い新たな展開に 156
腹をくくった知事と県民 158
ゲート前行動に各人の思い、歌で交流も 159
「辺野古移設が唯一の解決策」と日本政府がウソ 161
東京にいるからこそできること 174
現地と結ぶ東京行動へ、多分野から自主的に参加 176
代執行訴訟は勝って当たり前! その先を展望した闘いを 178
アジアの人々との連携で、沖縄の未来は沖縄が切り拓く 180
米国から「平和を求める元軍人の会」が辺野古・高江を訪問 182
代執行訴訟の争点は、過重な基地負担と自然保護 186
宜野湾市長選の敗北は厳しい現実の縮図。「オール沖縄」の意志を再確認 188
ヘリパッドとやんばるは両立しない 190
陸上自衛隊の先島配備は、PAC3一時配備で地ならし 193
第6章 訴訟と和解 195
和解成立、当面の勝利 196
辺野古が戦争法反対の核心だ。和解成立後の課題と展望 198
南西諸島が軍事要塞化。自衛隊配備に全島で反対を 202
第7章 基地があるゆえの元海兵隊員による女性殺人 205
性暴力事件の「再発防止」は軍隊の撤退あるのみ 206
目取真氏逮捕事件から見えたこと 208
故郷の土砂を使わせないと、名護で全国18団体が学習交流会 209
「基地が沖縄経済を支えている」というデマが、教科書にまで 211
沖縄最大の環境汚染源としての米軍基地 212
元海兵隊員による女性遺棄事件 214
サイレント・デモ、黒い蝶 ゲート前行動までの道ゆき 216
もう泣き寝入りはしない! 今度こそ地位協定を変える 218
元海兵隊員事件に追悼・抗議の県民大会に6万5000人 221
6月23日「慰霊の日」平和の祈りと誓いの一日 223
あとがき──編集を終えて 浅井真由美 228