『労働情報』32年半分のDVD4巻が完成しました。

このDVDは、「石田精一さん（協同センター・労働情報共同代表）を偲ぶ会」のご厚意により、寄贈された費用を基に制作されました。付録として、『労働情報』前身の故高野実さんが発行していた『週刊　労働情報』（第1期とします、1961年1月より6月迄の入手できた11号分）と『労働周報』（1967年4月1号より1969年3月45号迄、13号は欠番）の第2期分が、提供者の同意の上、付録として収めています。

　『労働情報』は1977年、南大阪の全金・全港湾を中心とした地域労働運動と、全国の反戦派労働運動活動家と総評左派・旧高野派指導者も含めて開催された「全国労働者討論集会」での発議により、故高野実発行の『週刊　労働情報』を系統的に引き継ぐものとして刊行される事になった経緯があります。いわば60年代からの総評左派・反戦派労働運動の軌跡を記した戦後労働運動史の貴重な体系的な資料です。当時の顧問団メンバー、賛意を示した研究者や全国に波及した影響を見ると、存在の位置が判ります。

販売価格は３万円です。但し、故石田さんの想いを類推し、また、制作に至る経緯を考えて出資者及び読者には、１万５千円での販売と致しました。なお、新たに１年以上の購読申し込みをされた方も１万５千円です。
　txt検索も可能な収録となっています。是非、お手許に置いて、戦後労働運動のあゆみを、現代にどう生かすかも考えて頂けたら、制作の意味があったと思います。

　 2009年9月吉日　　　　　　
協同センター・労働情報
代表　前田裕晤

＊なお、『週刊　労働情報』『労働周報』の欠号分をお持ちの方はご連絡下さい。補充させていただきたいと考えています。